ある日突然、足が無くなりました。

片足を失った雪山好きのサラリーマンが義足と共に復活。色々な話をノンフィクションでお届けします。

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ある日突然(その2 野次馬)

(途中からの人用→その1

なんか右足がやばい。
最初に直感しました。

同時に今何が起こったのか。
すぐに大体の予想がつきました。

多分おそらく、フラッシュバックで残っている静止画、あの白い「こんにちは野郎」と激しくバトルしたのだろうと。

しかしこの時点では自分の身体がどうなってしまっているのか全くもってわかりません。
とりあえずパニック寸前の意識の中、右足に手を伸ばしてみます。

(なんかめっちゃ湿ってる、出血やべぇ~。)

そして脚全体の鈍い痛み、感覚のない膝下、流石にこれはヤバいことが起きてると感じたわけです。

しかし逆に、意識があること、腕が動くこと、胴体の痛みや呼吸の苦しさがないこと、これらから推測するに多分おそらくダメージは足だけだろう。

「つまり多分おそらく死ぬことはない!」

そう思ってほんのちょっと安心すると同時に、

「仕事・・・!」

そう、この時期、ちょいとめんどくさい仕事に追われていたんですが、

「堂々と放棄できる!」

そんな邪な考えが頭によぎっていました。

しかしそれこそ大甘・・・!

この先、死ぬより辛い試練の数々が待ち受けていること、この時点では想像できませんでした。
人間窮地に立たされると安心できる理由を見つけて楽観視してしまうようです。
完全にダメ人間の思考ですが、これはきっと脳にインプットされたストレス回避のプログラムなのでしょう。(そうしておこう)

話は戻ります。
で、案の定、気づくと集まっているわけですね。
周りに。

観衆・・・!野次馬・・・!

あっという間に周りには人だかりが出来ていたことに気が付きました。
しかもその中の数人はスマホをこちらに向けて写真を撮っているではありませんか。

やじうま
 画像はイメージです


「おい!ふざけんな!見世物じゃねぇ!撮るな!」

もちろん声は出ませんでした。

そんなカオスな状況下が数分続きます。
とにかく僕は「足がぁ~足がぁ~」と情けない呻き声をあげなら身動きひとつ取れず、救急車を待つしかありませんでした。

救急車

続く。
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